エスササは、ENEOS(エ)水素(ス)サプライ(サ)&サービス(サ)のこと。
当社はENEOS(株)の100%子会社で、名前に「水素」が入っているのでお分かりのとおり、水素を専門に扱っている会社です。ENEOS水素をお届けし、お客様のカーライフをサポートいたします。
人びとの健康と豊かな生活のため、また、日本のエネルギーセキュリティ(※)向上のため、水素エネルギーがより身近となる社会の実現に貢献してまいります。
水素社会の実現には長期的な取り組みが必要ですが、着実に水素事業を育て続けていこうという思いをビジョンに込めました。水素エネルギーによる豊かな未来を信じ、一歩一歩前進し続けます。
※「エネルギーセキュリティ」:エネルギーを安定した価格で継続的に確保すること
ENEOS(株)の水素ステーションは、首都圏、中京圏、関西圏、北部九州圏を中心に、全国に42ヵ所あります。(2024年6月現在)
このうち、水素だけを専門で販売する単独型水素ステーション16店舗と移動式水素ステーション2拠点、合計18か所の水素ステーションを当社が運営しています。
水素は可燃性のガスで、安全に取り扱うには、火気を近づけないなどの注意が必要です。また、燃料電池自動車へ充填する際には、約800気圧という高い圧力にしますので、日常の点検や設備管理を適切に行う必要があります。
水素ステーションは、ガス検知器や自動停止装置など、さまざまな安全対策が何重にも施されています。また、これらの設備的な安全対策に加え、スタッフによる設備の日常点検や各種訓練などを行い、万が一、異常が発生した場合でも早期に発見し、適切に対応できる体制を整えています。
水素ステーションの運営には高圧ガス製造保安責任者の資格と実務経験をもつスタッフが必要です。そのため、当社では資格を持ったプラント勤務経験者を積極的に採用しています。
それに加えて、設備を安全に運営する体制を強化するため、また、会社としてのレベルアップをはかるため、資格取得を奨励しており、研修会などの支援制度を充実させています。この取り組みにより、今では、事務系スタッフを含めた全社員の90%以上が高圧ガス製造保安責任者の資格を持つようになりました。
水素ステーションの運営には、接客や店舗管理、高圧ガス設備の運転や安全管理など、さまざまな業務があります。当社では、サービスステーションでの実務経験を持つスタッフや、資格をもったプラント運転経験者など、さまざまな経験をもつ従業員を採用し、教育訓練やOJTを経て、ENEOS水素を製造し、お客様へお届けする体制を整えています。
当社が運営する水素ステーションには他所で製造した水素を販売する水素ステーション(オフサイト型)、水素を作る装置を持った水素ステーション(オンサイト型)、大型トレーラーに水素貯蔵タンクを搭載した移動式水素ステーションなど、さまざまなタイプのものがあります。
また、当社の運営ではありませんが、ENEOS系列の水素ステーションには、サービスステーションに併設されたSS一体型の水素ステーションもあります。
2016年3月、ENEOS(株)の本牧事業所内に水素製造出荷センターが開所しました。同センターは燃料電池自動車(FCV)専用の水素を製造・出荷する施設で、ここでENEOS水素を製造し、首都圏のENEOS系列の水素ステーションと移動式水素ステーションに供給しています。
ここでは、純度99.97%以上の水素を1時間に600N㎥製造できる能力を備え、LPガスを原料にENEOS水素を製造しています。
安全操業に努め、お客様へ水素をお届けし、水素社会の実現に向けて貢献してまいります。